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2018/06/13 14:24

現在開催中の「親鸞文学全集」新巻刊行フェア(6/23まで)に合わせて、各巻のあらすじやポイントをご紹介をしていきます。
本日は親鸞文学全集の「第2巻『受難の親鸞』(石丸梧平)」のご紹介です!




法然に、専修念仏に、阿弥陀仏に出会ったことで、救われていく心。

迷い、悩み、苦しみながらも、ただ、生きる道をひたすらまっすぐに探し続けた、

青年親鸞が見つけ出した答えとは。


【本書のあらすじ】

比叡山を離れる決意をした範宴改め善信は、法然のもとで阿弥陀仏への信仰を深めていく。思いがけず始まった玉日との結婚生活は、愛の溢れるものであったが、比叡山では衆徒による専修念仏の弾圧が一段と激しくなってきていた。そして遂に、松虫鈴虫事件が起きてしまう。「生きることそれみづからが芸術である。人生は最大の創作である」とした石丸の人生哲学の原点ともなった作品。

*解説は本書監修者の大澤絢子氏(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)。


【★ココがポイント★】

大ベストセラー小説『人間親鸞』の続編ともいえる内容で、この時期の石丸の思想表現の集大成ともいえる作品。欲望と戒律の間で悩む前作から、欲望を肯定した上で自己省察しながらも「生きる」ことに真正面から向き合う姿を描いています。

本作を読んで感銘を受けた当時の青年達は、石丸宛に手紙を送り、自らの悩みへの答えを求めるほどだったそう。その影響力の大きさを感じずにはいられません。

また第1巻と同じく、こちらにも自序や哲学について書かれた序文が小説の前にあります。作者石丸自身や、思想などについてのほか、自身の小説に対する評論への返答などが書かれていて、作品を取り巻く当時の熱気も感じられる一冊です。


【著者紹介】

石丸梧平(1886-1969) 大阪府豊中市生まれ。作家。『人間親鸞』が大ベストセラーとなり流行作家となる。その後個人雑誌『人間創造』を長期に渡り刊行。



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 URL:https://dohosha.thebase.in/items/8562017

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