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2018/06/14 11:57

現在開催中の「親鸞文学全集」新巻刊行フェア(6/23まで)に合わせて、各巻のあらすじやポイントをご紹介をしていきます。
本日は親鸞文学全集の「第3巻『親鸞記』(吉川英治)」のご紹介です!




生涯で「親鸞」を二度描いた大衆文学を代表する作家、吉川英治。

初めて書いた新聞小説にして、後のベストセラー『親鸞』の前身となる、記念すべき作品。


【本書のあらすじ】

有範と吉光の間に生まれた松麿は、幼い頃から誰に習うこともなく仏に手を合わすような子供であった。手習いの帰り道、野火に行く手を遮られた上、矢が松麿を襲う。それは松麿を快く思っていない同じ手習いに通う寿童丸の仕業であったのだが、その時、山門の法師たちが通りがかり……。誕生から流罪先での教化までを、スピード感溢れるストーリー展開で鮮やかに描く、吉川の『親鸞』第一作目。

*解説は本書監修者の大澤絢子氏(龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員)。


【★ココがポイント★】

大衆小説の巨匠とも呼ばれる吉川英治が若かりし頃に新聞記者として働きながら、無署名で書いた初の新聞小説。ベストセラーとなった『親鸞』より約10年前に描かれ、内容も異なっています。実は単行本として製本されたものの、関東大震災によって倉庫が燃え、ほとんどが焼失してしまったそうで、図書館にも収蔵されておらず、古書店でも滅多にお目にかかれない「幻」ともいえる一冊。内容はエンターテイメント性が高く、まさに吉川作品の原点ともいうべき小説です。本書を読まずして吉川ファンとは言えません!


【著者紹介】

吉川英治(1892-1962) 神奈川県生まれ。作家。様々な職についた後、新聞記者を経て、大衆文学を代表する人気作家となる。『宮本武蔵』『三国志』『新・平家物語』など。


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